昨年、今年と新型のトリプルアンテナのデジタルビーコンが相次いで登場していますが、その比較、考察をしてみました。気になるのはやはり以下の機種でしょうか。

▲PIEPS DSP std ▲Mammut Pulse Barryvox
▲BCA Tracker2 ▲Ortovox Patrol, S1
今のところ、実際に現場でよい評判を聞くのは、
圧倒的にMammut Pulse BarryvoxとPIEPS DSP stdですね。ORTOVOX社からもS1、Patrolと、新機種が発表されていますが、私は現場ではまだ見たことがありません。私自信は今シーズンからMammut Pulse Barryvoxを使用していますが、感想を一言で表現するならば、「ほぼ最強」ですね。検索レンジといい、操作の容易さといい、検索精度といい、申し分無い。アナログ⇔ディジタルの切換えができて、ディジタルの範囲外ではちゃんとアナログノイズを拾えるっていうのも好みです。そして、ぶっちゃけ初めてビーコンを触る人でもいきなり検索ができてしまうのでは無いかと思うくらい、操作は容易です(もちろんトレーニングは絶対に必要ですよ)。ケチを付けるとすれば従来のビーコンよりも価格が高いっていうところくらいでしょうか・・。
他方、PIEPS DSPも最強との呼び声が高い機種で、スペック的にも価格的にも、Mammut Pulse Barryvoxとほぼ同等ですが、私的にはMammut Pulse Barryvoxのほうが好みです。いづれにしても、もしこれからビーコンを買う方がいたら、お勧めはこの2機種のどちらかです。
既存ユーザー(TrackerDTS)が多いBCA社から発売されたTracker2は、DTSから定評のある操作性の良さはさらに向上しているようですが、検索精度を上げるために、検索距離を犠牲にしてしまったようですね・・。 DTSも比較的検索レンジが狭いことが指摘されていたのですが、Tracker2では更に短くなってしまったようです。個人的には、検索レンジってかなりプライオリティーが高いと思いますので、Tracker2は、その辺りが残念です。
というわけで、精度/距離/操作性/価格のそれぞれに重要度の重み付けをして、独断と偏見で総合的にズバリ点数を付けるならば・・、
Mammut Pulse Barryvox・・・95点
PIEPS DSP・・・95点
BCA Tracker2・・・65点
といったところでしょうか。
さらに、「新型ビーコン」というタイトルには反しますが、アナログビーコンも特別にエントリーさせておきます。検索方法を習得するのには手間と時間がかかりますが、一旦使いこなせるようになれば検索レンジも広く、かつ埋没者の発するパルスもディジタルビーコンと違い何もフィルターをかける事無くそのままシンプルに表示しますので、実は自分の頭の中でフィルターをかけられる熟練者にとっては、複数検索もわかりやすい(3本デジタルには負けると思いますが・・)のです。価格メリットもありますし。というわけで、個人的に思い入れもある機種なのでちょっと甘めに・・、

▲Ortovox m2・・・80点
以上、強引に点数を付けてみましたが、あくまでも一見解にすぎませんので、参考程度としてください。また、どんなビーコンを選んだとしても、一番大切なのは「繰り返し練習をすること」ですよね。たまには実際にビーコンを使用しなければならない状況を想像してみましょう。仲間が埋没しているという、極限に緊迫した状況です。そんな状況下で冷静に検索を行えるのだろうか・・?それができるようになるためには、繰り返し繰り返し練習して少しでも自信をつける。また、その自信とともに、「絶対に探し出す」という強いマインドを持って検索を行う。それしかないのだろうと思います。
とはいっても、それ以前に使う状況には出くわしたくないですよね・・。慎重に行動しよーっと。
